シルバーウィークも終わりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?何それおいしいの?状態だった@MIKS+homeです。
今日は玄関の話。狭い故に色々詰め込んで削ぎ落とした玄関をご紹介します。たぶん特殊なので、ひとつのスペースの考え方の例にでもなればと思います。無印良品さんの木の家みたいな大きな土間玄関に今でも憧れます!ではいってみましょう。
・玄関は家の顔
・多機能玄関
・靴箱のあり方
・譲れなかったからこうなった
・明るい玄関をめざして
・玄関は家の顔
玄関はその家を表す顔です。扉を開けると飛び込んでくる景色は、その家を現すぐらいのインパクトを持っているように思います。我が家の場合、ほぼ一室空間の家なので、玄関は独立した空間ではなくそれに通ずる廊下もありません。玄関自体がひとつのスペースで区切られていないので、外と中のギャップにびっくりされる方も多いみたいです。玄関は小さな土間であり作業するスペースであり、外と中のを繋ぐ曖昧な場所でもあります。
・多機能玄関
広さは4畳程ですが、その半分が階段下のスペースであり、靴箱・飾り棚・そして手洗いカウンターを詰め込んでいます。土間スペースが3畳程しかありませんが、子供達の遊び道具や、自転車の整備等、雨でも夜間でも修理などはできる様になっています。靴を履いたままというのが結構便利で、庭先にすぐ出ることができるので小さくとも土間スペースはあってもいいですね。どしゃ降りで濡れたまま入っても気兼ね無く入ってこれます。
玄関から一歩上がった、上がり框からの半畳も我が家的には通るだけには勿体無いスペース。そこでIKEAのBJÄRNUMを取り付けました。不要なときには折りたためる定番のフックです。
小さな子供に自身のモノを管理させる為に下段にも取り付けてみました。自分の場所を与えると幼児でも案外きっちり収めてくれますね。こういったフックはネジを打ち込むので予め下地を入れてもらうよう打ち合わせ時に言っておきましょう。でないと柱の位置しか安定した強度を保てません。石膏ボード対応のフック等で代用しましょう。
・靴箱のあり方
狭さ故、靴などは収納量を優先したい場所でありますが、シューズクロークを辞め、造作の飾り棚に見せる靴箱の機能を持たせ、隠す靴箱と見せる靴箱を分けてみました。土間に面する棚はブーツ類を置くことができ、リビング側の棚にはスリッパ等のルームシューズを並べています。
・譲れなかったからこうなった
内玄関は外と同じタイル(INAXアレス300角)です。明るいグレーですが、お手入れしっかりしないと汚れは目立ちますね。カウンターはタモの集成材。そしてこの家の特徴となる手洗いカウンターも設けました。
手洗器は共にTOTO(洗面器L701水栓TLC11C2)、洗面カウンターの裏手にはラスティックブルーのモザイクタイル(丸英バセルモザイク23角NO-1)に決めました。
玄関に手洗いを付ける案はプランニング当初から変えません。収納が欲しい場所ではありますが、子供が帰宅してすぐはもちろん、庭いじりの後もさっと手洗いできるので気に入っております。
やはりこのプランニングに落ち着いたのも、収納力優先に考えなかったことと、飾り棚だけを考えなかったこと、また狭さと実用度を考える中で手洗いカウンターを辞めなかった事が今に至ったのだと思います。
今となれば、コンセントを忍ばしていたら良かったです。
・明るい玄関をめざして
階段と玄関は壁で仕切らず、片持ちにすることでひとつの空間になりました。2階の天井まで繋がっているので閉塞感が薄いのと、明るさがあります。
玄関扉にガラスのスリットが入っているのもあるのですが、日中でも電気を点けないとなにも見えないのは、ちょっとしたストレス。
普段靴を脱いで通過するだけのスペースに極力スイッチ操作は減らしたい。だから人感センサーも天井に埋め込んでます。夕方以降の暗さにならないと点灯しないように設定。
玄関以外に我が家には1畳分の廊下があるのですが、こちらも通過するだけの廊下なのでセンサースイッチを導入しています。
センサーを導入しない場合、スイッチの位置は必ず確認しましょう。入った時、出る時、高さが違いますがサッと押せる位置にスイッチはありますか?!
図面だけでは想像しづらいですので、よくスケッチ等で説明したのを思い出しました。欲を言えばスケルトン階段だったらもう一段明るさと軽さを表現できたと思いますが、吹き込む風と階段の埃がリビングにダイレクトに来るという懸念もありますね。予算の都合もあり他の場所との兼ね合いで引き算となりましたが、アイアンだとカッコイイと思います。
いかがでしたでしょうか?
狭いゆえにギュッと詰め込んだ玄関ですが、家に居る時間は部屋の一部として機能させたい!その為に個の空間として仕切ることを辞めました。
するといろんな使い方が見えてきましたね。いつか自転車等を吊ってみたいと思っています。土間って勿体無い気がしますが、いざ使ってみると玄関の可能性を広げてくれます!
それらを実践するには家族がオープンな間取りで生活ができるかが一番重要だったりしますね。
中と外を曖昧に扱う玄関
靴をぬぐ場所という壁、取ってみてはどうでしょうか?!
お帰りはコチラ!!